Senshu encyclopedia / 泉州図鑑
子どもたちが食べられるケーキから始まった。泉大津のチーズケーキ専門店「DOBRE」
大阪府泉大津市、小松町。
シーパスパークの中にあるコンテナ店舗で、さまざまなチーズケーキを販売している「DOBRE(ドブレ)」。
定番のバスクチーズケーキをはじめ、チョコ、バニラ、ティラミス、黒蜜きな粉など、個性豊かな味が並びます。
その始まりは、「チーズケーキ専門店を開こう」という大きな計画ではありませんでした。
きっかけになったのは、家族の何気ない一言と、3人の子どもたち。
家で作っていたお菓子から始まり、シェアキッチン、マルシェ、そしてシーパスパークの実店舗へ。
今では泉大津だけでなく、冷凍発送を通して全国へチーズケーキを届けています。
「美味しいから、販売してみたら?」
もともと、お菓子作りや料理が好きだったDOBREの店主さん。
自宅でもよくお菓子を作っていたそうです。
そんなある日、旦那さんから、
「美味しいから、販売してみたら?」
と言われたことが、DOBREを始める最初のきっかけになりました。
いきなり自分のお店を構えたわけではありません。
まずはシェアキッチンを利用しながら、お菓子の販売をスタート。
好きで続けていたお菓子作りが、少しずつ「誰かに食べてもらう仕事」へ変わっていきました。
3人の子どもたちが、チーズケーキ専門店のきっかけに

数あるスイーツの中から、なぜチーズケーキだったのでしょうか。
そこには、家族とのエピソードがあります。
店主さんには3人のお子さんがいます。
3人とも生クリームが苦手で、一般的なデコレーションケーキをなかなか食べられなかったそうです。
ところが、チーズケーキなら喜んで食べてくれた。
そこで、
「じゃあ、チーズケーキのお店にしよう!」
と考えたことが、現在のDOBREにつながりました。
お客様のための商品を考えるよりも前に、家族が喜んで食べてくれるものがあった。
DOBREのチーズケーキは、そんな日常から生まれています。
シェアキッチンとマルシェから、シーパスパークへ
販売を始めた当初は、シェアキッチンを利用しながらマルシェへの出店を続けていました。
その活動の中で知ったのが、泉大津市にあるシーパスパークのコンテナ店舗。
実際にその場所を知り、
「ここでお店をやってみたい」
と思ったことから、現在の店舗での営業が始まりました。
公園の中にあるため、商品を目当てに訪れる人だけでなく、散歩中の人やマルシェを訪れた人が立ち寄ることもあります。
お店を構えたことで、DOBREと地域の人との距離もさらに近くなりました。
数種類の北海道産チーズを、商品ごとに使い分ける
DOBREのチーズケーキで特にこだわっているのが、チーズそのものです。
使用するチーズは、すべて北海道産。
さらに一種類だけを使うのではなく、数種類のチーズを組み合わせています。
そして、その組み合わせもすべて同じではありません。
バスクチーズケーキならこの組み合わせ。
別の味なら、また違う組み合わせ。
それぞれの商品に合う味になるよう、チーズの配合を変えながら作っています。
チーズケーキ専門店だからこそ、味付けだけを変えるのではなく、土台となるチーズから調整する。
そこにDOBREのこだわりがあります。
バスクだけじゃない。約15種類のチーズケーキ

DOBREでは、バスクチーズケーキを中心にさまざまな味を作っています。
例えば、
- チョコ
- バニラ
- プリン
- ティラミス
- 黒蜜きな粉
など。
このほかにも合わせて約15種類を作っているそうです。
写真には、いちごをたっぷり使ったものや、さつまいもを使ったものなど、季節を感じるチーズケーキも。
「チーズケーキ」と一言で言っても、選ぶ楽しさがあります。
新しい味は、お客様と一緒につくる
商品開発で大切にしていることがあります。
それが、お客様の声を取り入れることです。
「こんな味のチーズケーキが食べたい」
そんな声を聞くと、実際に試作することもあります。
そして、作って終わりではありません。
試作品をお客様にも食べてもらい、
「どうだったか」
「もっとこうした方がいいか」
と感想を聞きます。
作り手だけで「これが完成」と決めるのではなく、食べる人の声を取り入れて仕上げていく。

店主さんは、
「お客様と一緒に商品を作っていくような気持ち」
で商品開発をしているといいます。
「遠くて行けない」の声から始まった全国発送
DOBREの商品は、泉大津の店舗だけで販売しているわけではありません。
現在は、全国への冷凍発送にも対応しています。
きっかけになったのは、SNSを見た方から届いたメッセージでした。
「食べてみたいけど、遠くてお店に行けません」
その声を受け、
「遠くに住んでいる方にもDOBREのチーズケーキを食べてもらいたい」
と考え、冷凍発送を始めたそうです。
泉大津まで来ることができなくても、DOBREのチーズケーキを楽しめる。
地域のお店でありながら、少しずつ届けられる範囲が全国へ広がっています。
チーズが苦手だった人が、毎週通うように
これまで営業してきた中で、特に印象に残っているお客様がいます。
もともとチーズが苦手だった、年配のお客様です。
散歩仲間の方からDOBREをすすめられ、人生で初めてチーズケーキを食べてくれたそうです。
その反応は、
「美味しい!」
そこからチーズケーキを気に入ってくれ、現在では毎週のように購入しに来てくれるようになりました。
「チーズが嫌いだった人に、チーズケーキを好きになってもらえた」
それが店主さんにとって、とても嬉しく、今でも印象に残っている出来事です。
ほかにも、毎週購入してくれるお客様や、DOBREの味を高く評価してくれる声があります。
商品を一度買ってもらうことではなく、
「また食べたい」と戻ってきてもらえること。
そこにも専門店としての積み重ねがあります。
子どもから年配の方まで立ち寄れる、シーパスパーク

シーパスパークで営業する魅力のひとつが、出会える人の幅広さです。
マルシェが開催されれば、普段とは違う多くの人が公園を訪れます。
また、日常的にシーパスパークを散歩している年配の方が、その途中で立ち寄ってくれることもあります。
子ども連れの家族。
マルシェを楽しむ人。
散歩をしている人。
チーズケーキを買いに来る常連さん。
さまざまな年代の人が同じ場所を利用しているからこそ、DOBREを知らなかった人との偶然の出会いも生まれます。
公園の中に店を構えていること自体が、DOBREと地域をつなぐきっかけになっています。
看護師とチーズケーキ店。限られた営業日だからこそ
DOBREの店主さんには、もうひとつの仕事があります。
本業は看護師。
そのため、DOBREの実店舗を営業できるのは週に2〜3日ほどで、営業時間も長くはありません。
毎日営業しているお店ではないからこそ、訪れる際には営業日の確認が必要です。
それでも店主さんは、
一つひとつ、こだわって作ったチーズケーキを届けること
を大切にしています。
営業日が限られていても、そこに合わせて来てくれるお客様がいる。
そして、遠方の方には冷凍発送という方法もある。
無理に店舗営業を広げるのではなく、自分の生活と仕事を続けながら、できる形でDOBREを育てています。
泉州から、全国へ
今後の目標を伺うと、店主さんから出てきたのは、
「もっとDOBREを知ってもらいたい」
という言葉でした。
そしていつか、全国の人から、
「DOBREのチーズケーキが食べたい」
と思ってもらえるお店へ。
現在はシーパスパークの小さなコンテナ店舗から販売しています。
けれど、SNSや冷凍発送を使えば、その商品は泉大津を越えて全国へ届けることができます。
家族のために作っていたチーズケーキ。
シェアキッチンから始まった販売。
マルシェを経て、シーパスパークへ。
そして全国へ。
DOBREの挑戦は、少しずつ広がっています。
タイミングが合えば、ぜひ一度
最後に、泉州図鑑を見て初めてDOBREを知った方へメッセージをいただきました。
本業との兼ね合いから、営業日は限られています。
「行きたいと思った日に開いていない」
そんなこともあるかもしれません。
だからこそ、営業日を確認して、タイミングが合えばぜひ一度。
北海道産のチーズを商品ごとに組み合わせながら、一つひとつ作られているDOBREのチーズケーキ。
そして店主さんからは、こんな一言も。
「ぜひDOBREのチーズケーキにハマってください♡笑」
泉大津・シーパスパークを訪れた際には、コンテナのチーズケーキ専門店をのぞいてみてはいかがでしょうか。
DOBRE 店舗情報
店名:DOBRE
所在地:大阪府泉大津市小松町・シーパスパーク内コンテナ店舗
主な商品:バスクチーズケーキを中心とした各種チーズケーキ
販売方法:実店舗・全国冷凍発送
Instagram:@cheese_cake_dobre
オンライン販売:minne
営業:週2〜3日程度
※営業日・営業時間はInstagramで最新情報をご確認ください。