Senshu encyclopedia / 泉州図鑑
走るだけじゃない。身近な里山をもっと自由に楽しむ「10Mountain」|泉州
お気に入りのシューズを履いて、山へ行く。
走ってもいい。
歩いてもいい。
コーヒーを飲んでもいい。
そんな自由な山の楽しみ方と、オリジナルのグラフィックを掛け合わせたアイテムを展開しているのが、**「10Mountain」**です。
始まりは、
「グラフィックデザインが楽しいランニングウェアが欲しい」
という、とてもシンプルな想いから。
ランニングやトレイルランニングを楽しみながら、もともと好きだったイラストやデザインを生かし、自分でTシャツを作ったことから10Mountainは始まりました。

「欲しいものがないなら、自分で作ってみよう」
10Mountainが始まった当時、グラフィックやデザインそのものを楽しめるランニングウェアは、本人の感覚ではあまり見つからなかったといいます。
機能だけではなく、普段の服を選ぶようにランニングウェアも楽しみたい。
そこで、もともと好きだったイラストやデザインと、自身の趣味であるランニングを組み合わせ、自分でTシャツを作り始めました。
つまり10Mountainの原点にあるのは、
「ランナー向けの商品を作ろう」ではなく、「自分自身が着たいものを作ろう」
という考えです。
現在の商品企画でも、そのスタンスは変わっていません。
「10Mountain」という名前に込められた、身近な山の楽しみ方

10Mountainという名前にも、独自の考え方があります。
住んでいる町を見渡してみると、意外と身近な場所に小さな里山があります。
お気に入りのシューズを履き、コーヒーや音楽、ファッションと一緒にその山へ足を踏み入れてみる。
すると、普段暮らしているだけでは気づかなかった地域の景色や魅力に出会えることがあります。
10Mountainが大切にしているのは、必ずしも「山を走ること」だけではありません。
山で過ごす。
遊ぶ。
誰かと話す。
そこから新しいコミュニケーションが生まれる。
そんな時間も含めて、山を楽しんでほしい。
「それぞれのお気に入りの10の山(里山)を楽しんでほしい」
そんな想いが、「10Mountain」という名前には込められています。
ランニングを始めて15年以上。貝塚から山へ

ランニングを始めたのは、15年以上前。
最初の目的は健康のためでした。
そこから徐々にランニングそのものにのめり込み、貝塚へ移住したことで、身近に山がある環境へ。
自然とトレイルランニングも楽しむようになっていきました。
現在は、熊取町の永楽ダム周辺や和泉葛城山などを定期的に走っています。
遠くの有名な山へ行かなければ楽しめないわけではない。
泉州にも、日常のすぐそばに遊べる山がある。
10Mountainの世界観は、そうした実体験から生まれています。
走るだけじゃない。山でコーヒーを淹れてもいい

10Mountainの写真を見ると、その考え方がよく伝わってきます。
山を走る姿だけではありません。
仲間と一緒に歩いたり、山の中でコーヒーを淹れたり。
その場所でどう遊ぶかは、それぞれの自由です。
山へ行くこと自体をもっと身近にする。
そして、ランニングやアウトドアというカテゴリーに縛られず、ファッションや音楽、コーヒーなど、自分の好きなものを一緒に持ち込んで楽しむ。
それもまた、10Mountainらしい山との付き合い方です。
「1年365日短パン」から生まれたTシャツ


10Mountainの商品企画で基準になっているのは、
「自分が今、欲しいもの」
です。
ブランド初期に作ったTシャツのひとつが、「tanpan on TRAIL」。
当時、自身が冬でも短パンで走るスタイルだったことから生まれました。
テーマは、
「1年365日短パン」
同じように一年中短パンで走るランナーへ向けた、いわばアンセムTシャツとしてデザインしたそうです。
Tシャツにはさまざまなタイプの短パンが並び、ランニングウェアでありながら、思わず見たくなるグラフィックに仕上がっています。
こうしたユーモアも、10Mountainの特徴のひとつです。
一番の個性は、オリジナルのグラフィック


10Mountainのアイテムを見て、まず目に入るのが個性的なグラフィックやイラストです。
「HIKE RUN CLIMB」と描かれたデザイン。
山の中で、それぞれのスタイルで過ごす人たちを描いたイラスト。
走ることだけに限定せず、アウトドアそのものを楽しむ世界が一枚のグラフィックとして表現されています。
スポーツウェアというより、
「好きなグラフィックの服を着て、そのまま山へ遊びに行く」
そんな感覚に近いのかもしれません。
「団地生まれ団地育ち」もデザインになる


数あるデザインの中でも、本人が特に気に入っているというのが、
「I WAS BORN AND RAISED IN 団地」
と描かれたアイテムです。
自身が堺市・泉北ニュータウンの団地で育ったことから、「団地生まれ団地育ち」という発想で生まれました。
描かれているのは、団地の間を走る人物や、そこで暮らす人たちの日常。
一般的なアウトドアブランドなら、「山」や「自然」をモチーフにするところを、10Mountainでは自身が育った団地までデザインの題材になります。
山で遊んだ経験。
走ってきた時間。
暮らしてきた町。
自分自身の生活や記憶が、そのままグラフィックへ変わっていく。
そこに、10Mountainらしさがあります。
「ランニングウェア」の枠に収まらないブランド

10Mountainには、Tシャツだけでなくショーツなどのアイテムもあります。
けれど、ブランドの魅力は商品そのものだけではありません。
お気に入りの服を着る。
近くの山へ行く。
少し走る。
歩く。
コーヒーを飲む。
仲間と話す。
そんな一連の時間まで含めて、10Mountainの世界観につながっています。
山を本格的に走る人だけのものにしない。
「ちょっと行ってみようかな」と思える距離まで、山遊びを近づける。
そして、自分なりのスタイルで楽しむ。
10Mountainのアイテムは、そのきっかけのひとつなのかもしれません。
身近な里山から、新しい地元の景色を見つける
普段暮らしている町にも、少し視点を変えるだけで知らなかった場所があります。
いつもとは違う道を走る。
近くの山へ入ってみる。
お気に入りの服や音楽、コーヒーを持って出かける。
それだけで、見慣れた地元が少し違って見えるかもしれません。
10Mountainが提案しているのは、速く走ることでも、険しい山へ挑むことでもありません。
自分なりの方法で、身近な山を楽しむこと。
泉州の里山を舞台に生まれる、ランニングとファッションと遊びのある時間。
10Mountainのアイテムと世界観には、そんな自由な山の楽しみ方が詰まっています。
ブランド名:10Mountain
代表:戸山貴司さん
拠点:大阪府貝塚市
主な商品:Tシャツ、ショーツなどのランニング・アウトドアウェア
販売方法:オンラインショップ
オンラインショップ:10mountain.theshop.jp
Instagram:10_mountain